観光案内 | 高野山奥の院

弘法大使（空海上人）のお膝元であり、日本仏教における「聖地」として有名な高野山。天皇家や歴史上の人物として有名な戦国大名なども眠る場所として知られています。

日帰りで一通り見学するも良し、宿泊してじっくり検討するも良し。

ご自身がいつか眠りについたとき、どこで体を休めたいのか――人生における終着点を決めるのは簡単なことではありません。ぜひご自身の目でお確かめください。

高野山には、日本最古の寺院にして総本山である「金剛峯寺」を始めとした数多くの寺院があります。持明院は、その中のひとつです。

鳥羽天皇の御代に持明房真誉大徳によって開基され、その字を取って寺名とした持明院は、持流一派の本山として850年の歴史を持っています。本院の本尊は「延命地蔵菩薩」。古来より伊達家、武田家、土屋家、京極家、木村家といった大壇主を始めとし、数多くの檀信各家祖先の霊牌を安置しております。

また、織田信長の妹であるお市の方の肖像（重要文化財）を始めとし、数々の貴重な仏像・仏画、経典を収蔵しております。

持明院の現在の建物は、明治43年祝融の災以後に建てられたものです。約2,000坪（6,600m²）という広さの境内には10数棟の堂宇が建ち並び、その周囲は近代の名庭師である森蘊氏の造った広大な庭園が広がっています。落ち着きのある美しい木造寺院です。

持明院は宿坊も兼ねております。お泊りはもちろんのこと、ご昼食も召し上がれますので、ご希望の方はぜひお問い合わせください。